紀南有数の景勝地、
白浜町の「三段壁」が国の名勝に
追加指定されました。
白浜町の三段壁は、
およそ1600万年前に海底に堆積した
小石混じりの砂岩の地層が隆起し、
その後、風化侵食が進み崩落した結果、
断崖絶壁が形成されたと考えられています。
自然が作り出した壮大な景観は、
江戸時代の文人画家の紀行図でも
円月島や千畳敷とともに名所として描かれています。
近代以降は、周辺の観光開発や県道の開通により
主要な観光地となりました。
6月16日に開かれた国の文化審議会で、
名勝に指定すべきとして文部科学大臣に答申されたもので、
すでに指定されている円月島・千畳敷に追加する形で
名勝に指定されます。