和歌山市の片男波干潟で、
天然アサリの増殖に取り組んでいる和歌浦漁業協同組合は
干潟の一部の場所でアサリの増加が確認できたとして
6月2日からアサリの販売を始めました。
和歌山市の和歌浦漁港「おっとっと広場」では
和歌浦漁業協組合青年部のメンバーおよそ10人が出て、
砂抜きしたアサリおよそ40kgを販売しました。
片男波干潟では、天敵のエイなどによる食害被害の影響で
天然アサリの数が激減した事から、
平成21年度からアサリの採取を見合わせてきました。
和歌浦漁協などが平成27年度から、食害を防ぐためのネットを
干潟の一部に設置するなどアサリの育成に取り組んだ結果、
増加が確認されたとして、和歌浦漁協は収穫したアサリを
販売することにしました。
横田邦雄副組合長は
「国産のアサリを多くの人に食べてもらいたい」と
アサリの復活を喜びました。
また、海南市から訪れたという女性は
「子どもが大好きなので味噌汁に入れて食べたい」と
話していました。