和歌山県の南部、田辺市の海に突き出た小さな岬、天神崎。
日本のナショナルトラスト運動発祥の地です。
ここで6月11日、恒例の自然観察会が行われ、
家族連れなど100近くが参加しました。
天神崎でナショナルトラスト運動が産声を上げたのは昭和49年のこと。
天神崎の森に別荘開発の話しが持ち上がったのをキッカケに
市民参加による予定地の買い取り運動がスタート。
これまでに後背地の森のおよそ半分の買い取りに成功しています。
大切にする会 玉井済夫 業務執行理事は
「ここを子ども達のために残そうと思った。」
「この小さな天神崎を守ることが
地球の環境保全を考えていくことにつながる」と話しています。