海藻類の「アカモク」でまちおこしをしようと、
由良町でこのほど、観光協会など関係者が参加する
「観光地域づくり推進会議」が開かれました。
由良町の町中央公民館で開かれた「観光地域づくり推進会議」には、
町内の旅館組合や紀州日高漁業協同組合、それに、商工会などからおよそ40人が参加しました。
漁協では漁獲高が減少する中、今まで県内では食べられていなかった海藻類の「アカモク」に注目、
「紀州あかもく」の名で3年前から販売していて好評を得ています。
「アカモク」は水深3mから5mの深さに自生する海藻類で、
収穫の時期は、1年の内4月下旬から5月中旬までとわずかですが、
そのネバネバ成分には整腸作用や抗酸化作用などがあるとされていて、
近年ではスーパーフードとして人気が高まっています。
この日の会議では、
地域再生にくわしい一般社団法人「九州のムラ」代表理事の養父信夫さんが講演し、
「紀州あかもく」を町おこしの起爆剤にしようとその調理例などを紹介しました。
県や由良町では「紀州あかもく」が町の特産となるように支援していきたいとしています。