観光客が増える本格的な夏のレジャーシーズン到来を前に、白浜町では、観光遊覧船の安全点検が行われました。
白浜町臨海地区の白浜海底観光船グラスボートの乗り場では、国土交通省近畿運輸局和歌山支局と田辺海上保安部の担当官6人が、海底観光船「りんかい」に乗り込みました。
担当官らは乗務員の説明を聞きながら、救命胴衣が備えられているか、また、航路の安全性や非常時の対応措置状況など、船内を点検して回りました。
グラスボートの「りんかい」は全長17メートル、重量19トン、定員80人乗りで、乗船場から観光名所の円月島の近くを遊覧する船で、ガラス張りの船底から海中を観賞することができ、毎年、およそ2万人が利用する人気の観光スポットになっています。
点検を受けた白浜海底観光船の津多定さんは、「安全運航第一に努め、観光客を迎えたい」と話していました。