串本町と友好関係にあるトルコ共和国のハサン・ムラット・メルジャン駐日大使らが7月9日、
串本町を訪れ、県立高校で講演するなど交流を深めました。
串本町を訪れたのはトルコ共和国のハサン・ムラット・メルジャン駐日大使です。
メルジャン大使は、県立串本古座高校を訪れ体育館に集まったおよそ250人の全校生徒を前に
「ヨーロッパとアジアが交差する異文化の接点」と題し講演しました。
この中で、メルジャン大使は、親善訪日使節団として日本を訪れたトルコ軍艦エルトゥールル号が
1890年に紀伊大島沖で遭難した歴史や串本町とトルコとの友好の関係について説明したほか、
トルコの都市、イスタンブールの歴史地区や世界遺産のヒエラポリス遺跡、カッパドキアを紹介しました。
串本古座高校は去年トルコのイスタンブール高校と姉妹校の提携を結んでいて、
講演終了後、生徒会長の伊藤安美さんがトルコ語でお礼の挨拶を行いました。
メルジャン大使は「トルコと日本の友好の歴史を伝えることが使命であり、
県内の高校でも講演ができればと」と話していました。