1890年、明治23年に串本町沖で台風に遭遇して沈没したトルコの軍艦
「エルトゥールル号」の犠牲者を追悼する式典が、串本町で営まれたんだ。
追悼式典は、「エルトゥールル号」が沈没した串本町大島の遭難現場近くに建立されている
樫野埼慰霊碑の前で営まれ、串本町の田嶋勝正町長や
駐日トルコ共和国特命全権大使のハサン・ムラット・メルジャン大使、
町内の民間団体や観光関係の代表者ら約150人が参列しました。
「エルトゥールル号」は、
1890年、明治23年9月16日、串本町大島沖で台風に遭遇して沈没し
乗組員およそ650人の内、587人が犠牲となる大惨事となりましたが、
大島の住民が救助活動にあたり69人の命を救ったんだ。
串本町は、この歴史を後世に伝えようと、
毎年9月16日に追悼式典を営んでいます。
追悼式典で田嶋町長は、
「両国友好の一助となるよう、尽力することを誓います」と式辞を述べ、
ハサン・ムラット・メルジャン大使は、
「128年前の出来事を世代から世代に引き継いで伝えていきたい」と挨拶したんだ。