レポート
2018.03.28

古式捕鯨発祥のまちから今年も調査捕鯨船が出航

古式捕鯨発祥のまち太地町の港から3月28日の朝、調査捕鯨船が出港し、
4月から宮城県沖で調査捕鯨が行われます。

出港した捕鯨船は、太地町漁業協同組合所属の第7勝丸32トン、乗組員6人で、
4月上旬から宮城県石巻市の鮎川漁港沖で調査捕鯨を行います。

調査捕鯨は、国から許可を受けた一般社団法人地域捕鯨推進協会が、
第7勝丸を含め4隻の船団で4月から5月と8月から10月に行ないます。
調査対象はミンククジラで、体長や体重、胃の内容物などを調査します。

第7勝丸は、春の調査捕鯨の後、千葉県沖でツチクジラの商業捕鯨を行ない、
北西太平洋沿岸での調査捕鯨が終了するまで操業し、11月上旬に太地港に帰港します。

一般社団法人地域捕鯨推進協会の代表理事会長で、太地町漁業協同組合の貝良文参事は、
「捕鯨に反対する人もいますが、我々は先祖代々やってきた漁を行なっているだけです。
第7勝丸は去年不漁だった夏のツチクジラ漁をがんばってもらいたい」と話していました。

古式捕鯨発祥のまちから今年も調査捕鯨船が出航

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