9月4日から5日にかけ紀伊半島を襲った台風21号の影響で
白浜町にある国の名勝「三段壁」で大規模な崩落があり、
町では遊歩道を立ち入り禁止にするなど安全対策に追われています。
崩落したのは三段壁の展望台西側の岸壁で、
海面から高さ約30メートル、幅20メートル、奥行6メートルにわたって崩れ落ち、
海面には巨岩数個が横たわっています。
また遊歩道の一部と安全防止柵が破損した他、
岬に通じる岩場には波で打ち上げられたと思われる
長さ約4メートル、幅約1メートルの巨岩が見られます。
9月5日の朝、近くの観光施設から
連絡を受けた町では観光客の安全対策として
岬に通じる遊歩道を直ちに立入禁止にするなどの措置をとっています。
三段壁は円月島や千畳敷とともに
国の名勝に指定されている観光地で町も安全対策を急いでいます。