地震断層を直接掘削して地震発生のメカニズムの研究を行う地球深部探査船「ちきゅう」が6月1日、新宮港に入港し、2日までの二日間、内部が一般公開されました。
海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」の入港は、新宮港の開港40周年を記念したものです。
探査船「ちきゅう」は巨大地震や、それによる津波の発生メカニズムを解明しようと、地震断層を直接採掘して分析するための船です。
船の中央部には高い「やぐら」があり、この下から「ドリルピット」と呼ばれる掘削機を海底まで降ろして掘削します。
船内には、研究設備も整っていて、これまでに得られた成果は、防災計画づくりに活かされています。
一般公開で、普段は見ることができない船内に入った人たちは、船のスタッフから掘削や研究についての説明を受け、興味深そうに聞き入っていました。