古式捕鯨の発祥の地、太地町で4月29日、これまで捕獲した鯨類への感謝と冥福を祈る「鯨供養祭」が行なわれました。
供養祭は熊野灘を一望する梶取岬公園の「くじら供養碑」の前で行われ、
太地町漁協や太地捕鯨OB会、それに鯨類関係者ら約100人が参列しました。
鯨供養祭は、古くから貴重な食料として利用されてきた鯨への感謝と冥福を祈るために太地町が毎年行なっています。
読経の後、三軒一高町長が「鯨は町の発展に多大な貢献をしてきました。鯨への感謝と御冥福をお祈りします」と挨拶しました。
また、太地町漁協の貝良文参事が「今年7月1日から商業捕鯨が再開されます。
捕獲割当を尊重し鯨類資源が減らないように管理し、鯨類に感謝すると共にご冥福をお祈りします」と挨拶しました。
その後、参列者が次々と焼香し鯨類への感謝と冥福を祈り手を合わせていました。