近い将来の発生が予想される南海トラフ巨大地震に備え
田辺市の海水浴場で海水浴客を対象にした津波避難訓練が行われました。
訓練は、南海トラフを震源とする巨大地震が発生し
田辺市でも震度5から7の激しい揺れに見舞われ
大津波警報が発表されたという想定で行われました。
田辺市の「田辺扇ヶ浜海水浴場」では海水浴客に
放送で津波の発生を知らせるとともに監視員らが避難するようびかけました。
そして、田辺市の職員らが避難ビルに指定されている海水浴場から
およそ200メートル離れた「近畿労働金庫田辺支店」の屋上まで誘導しました。
田辺市では南海トラフ巨大地震が発生した場合、津波の高さが最大で12メートル。
第一波は12分ほどで到達すると想定されています。
このため市では海水浴客を守るため6年前から毎年、この時期に避難訓練を行っています。