レポート
2019.06.04

発信機付きウミガメ放流

野生での移動経路を調べようと、串本町の串本海中公園で5月26日、発信機を取り付けたアカウミガメの放流が行われました。
甲羅に発信機を取り付け放流されたアカウミガメは串本海中公園で繁殖し、23年間飼育された甲羅の長さ82センチ、重さ105キロのメスのカメです。
放流には、公募された県内外の家族連れも加わり、飼育員らとともに放ちました。
発信機が取り付けられたウミガメは、人工衛星によって自然界での移動経路や野生のウミガメと比較して行動に違いがあるかどうか調査されます。
串本海中公園では去年11月に、生後2年の子ガメ2匹に発信機を取り付け放流しています。
放流後1匹は1ヶ月弱で信号が途絶え、もう1匹は黒潮の流れにのり、串本から3000キロ離れた地点まで到達、
その後134日目で信号が途絶えました。
飼育員らによると今回放流されたカメは、海中公園人工産卵場での産卵経験があり、
産卵をおこなうようになるまで飼育したカメに発信機を取り付けて調査するのは、全国初の試みだとしています。
移動経路は、串本海中公園のホームページで確認できるということです。

発信機付きウミガメ放流

発信機付きウミガメ放流

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