4月3日に太地町の太地漁港を出港し宮城県沖などでミンククジラの商業捕鯨を行っていた捕鯨船が、今年初めてミンククジラを捕獲し今日、その鯨肉の競りが行われました。
太地町の太地町漁協地方卸売市場には、太地町漁協に所属する捕鯨船「第七勝丸」が4月11日に宮城県沖で捕獲した体長およそ5メートル、オスのミンククジラの赤肉や皮などの鯨肉およそ30キロが並びました。
正午から行われた競りには、7つの仲買業者が参加し、念入りに肉質を見定めながら入札しました。
競り落とされた鯨肉は地元のスーパーなどで販売されるということです。
太地町漁業協同組合の東欣哉総務課長は「商業捕鯨で獲れた良い肉質の鯨肉を多くの人に食べてもらい、クジラの食文化が広まれば」と話していました。