身近にある地域の課題を体験しながら学ぼうと近畿大学附属和歌山中学校の生徒らが10月29日、
和歌山市の海水浴場で海の漂着ごみの調査を行いました。
和歌山市和歌浦南の片男波海水浴場で行われた調査には、
近大和歌山中学校の生徒や海洋プラスチックごみの調査・研究に取り組む大手化学メーカーの花王株式会社の社員らおよそ200人が
参加しました。
近大和歌山中学校では今年度から、国際連合が提唱する「SDGs・持続可能な開発目標」をテーマにした授業を
「総合学習」の中で行っていて、今回は、生徒たちに身近にある地域の課題に関心を深めてもらおうと「漂着ごみの調査」を企画しました。
片男波海水浴場では、近大和歌山中学校の教員が注射器には素手で触れないことなど注意事項を説明したあと、
生徒たちは早速、浜辺を歩いて回り使い捨てライターや使用済みの釣り具といったごみを回収していきました。
参加した1年生の御前伶介君は「きれいな浜辺だと思っていたが色んな種類のごみがあるんだなと思った」と話していました。
集められたごみの調査結果は国際的な海洋環境について研究する一般社団法人JEANに送られ
国際データとして活用されることになっているほか、一部は、花王が持ち帰り、洗浄して今後、
リサイクルが可能か検討するということです。
イベント名 | 中学生が海の漂着ごみの調査 |