レポート
2021.04.09

疫病退散にマンボウ木版画

江戸時代に疫病の終息を願って作られたとみられる魚のマンボウをモチーフとした木版画が、和歌山市立博物館で展示されています。
和歌山市湊本町の和歌山市立博物館で展示されている木版画「疫病除け満方(マンボウ)の図」は、
縦23センチ、横34センチの和紙にマンボウの絵と「疫病除ヶ」などの文字が書かれています。

和歌山市内の収集家の男性から博物館に寄贈された作品で、江戸時代後期のものとみられますが、作者は不明です。

疫病退散にマンボウ木版画

和歌山市立博物館では、去年の8月から9月と12月から今年の3月下旬にかけて展示していましたが、
新型コロナウイルスの感染再拡大で大阪、兵庫、宮城の3府県に「まん延防止等重点措置」が適用されるにあたって、
また展示してほしいという声があり、3度目の展示となりました。

疫病退散にマンボウ木版画

展示は5月5日までで、佐藤顕学芸員は「今も昔も、疫病が流行った時に何かにすがりたい気持ちは一緒だと歴史に思いを馳せてもらえれば」と話していました。

イベント詳細

イベント名疫病退散にマンボウ木版画
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