アオリイカの産卵場所を確保しダイビングスポットとしても楽しんでもらおうと串本町で4月7日、
地元のダイバーたちが、産卵床を設置しました。
串本町内の24のダイビング事業所で作る「串本ダイビング事業組合」では、
毎年、この時期にアオリイカの産卵場所を確保するとともにダイビングスポットとしての串本の海を広く知ってもらおうとアオリイカ用の産卵床を設置しています。
10年以上前に始めた取り組みで、この日、ダイバーら12人が、袋港を出発、潮岬沖など、町内の3つのポイントに産卵床を設置しました。
アオリイカは、比較的浅いポイントの海藻などに産卵するということですが串本近海では年々、海藻が減少しています。
このため、例年ゴールデンウィーク頃にアオリイカが産卵床を訪れ、産卵の様子を間近で観察できることからダイバーに人気のスポットにもなっているということです。
組合の中井嘉昭さんは「もうすぐたくさんのアオリイカが見られると思う、ダイバーには串本の海を楽しんでもらいたい」と話していました。
イベント名 | アオリイカ産卵床設置 |