高校生が県内で初めて見つけた3種類のミミズハゼ類の標本が海南市の県立自然博物館で公開されています。
展示されているのは、ハウチワヤリミミズハゼとイチモンジミミズハゼそれに、ミズヒキナガミミズハゼの3種類で、
県立田辺高校3年の前田知範さんがみなべ町埴田の自宅近くの磯で去年2月から9月に調査し採取しました。
ミミズハゼ属は、東アジアの沿岸域や河川下流域などに生息していて、
展示されている3種は、国内では静岡県や九州で見つかっていました。
前田さんは、この他にも調査中に見つけた9種類のミミズハゼ類を含め、県立自然博物館の平嶋健太郎学芸課長とともに論文を執筆し、
6月発行された学術雑誌「南紀生物」に掲載されました。
平嶋学芸課長は「住宅に近い磯で12種類のミミズハゼ類が見つかったのは驚きです」と話しています。
このミミズハゼ類3種の展示は7月16日まで海南市の県立自然博物館で行われています。
イベント名 | 県内初発見のミミズハゼ展示 |