レポート
2022.06.20

パンダ食べ残しの竹で作った産卵床を設置

白浜町の豊かな海を守っていこうと、アドベンチャーワールドのジャイアントパンダが食べ残した竹で作ったアオリイカの産卵床が、海中に設置されました。

白浜町のアドベンチャーワールドではこの日、アオリイカの産卵床づくりが行われ、園のスタッフらがコンクリートブロックの穴にパンダが食べ残した竹を差し込み、紐で固定していきました。

 

パンダ食べ残しの竹で作った産卵床を設置

地元のダイバーによりますと、白浜町の近海では海水温が低下せず、アオリイカが産卵する海藻が育ちにくくなってきているということで、町とアドベンチャーワールドが地元漁協やダイバーらと協力し、今回、竹で作った産卵床を設置することにしました。

作られた産卵床は30基で、町内3つの漁港に10基ずつ運ばれ、このうち湯崎漁港では、約200メートル沖合の水深10メートルほどの地点にダイバーが産卵床を設置しました。

パンダ食べ残しの竹で作った産卵床を設置

アドベンチャーワールドでは、アオリイカの産卵時期の8月頃まで、産卵や孵化が行われているか定期的に確認するということで、うまくいけば、来年は地元の学校や企業と一緒に産卵床を設置し、白浜の豊な海を守っていきたいとしています。

イベント詳細

イベント名パンダ食べ残しの竹で作った産卵床を設置
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