クジラのヒゲから作られた工芸品や日用品を紹介する企画展が、太地町立くじらの博物館で開催されました。
「鯨と人の営み展」は、大型鯨類の資源管理に関わる調査研究活動を推進する一般財団法人日本鯨類研究所とくじらの博物館との共催で、令和5年8月9日から令和6年3月17日まで3期に分けてクジラに関する珍しい資料を紹介する企画展です。
8月9日から始まった第1期では、クジラのヒゲを使った工芸品や日用品およそ100点が展示されました。
また、博物館が所蔵する全長およそ60センチの小型の弓「李満弓」と弓矢を携帯する容器にはセミクジラのヒゲが使われていて、今回が初公開の資料です。
太地町立くじらの博物館の中江環副館長は「生活用品や民芸品に鯨のヒゲが使われていたと、鯨と人との関わりが非常に密であったということに気づいていただいてこれから私たちと鯨がどのように付き合っていくべきか考えるきっかけにしていただきたい」と話していました。
イベント名 | 太地町のくじらの博物館で「鯨と人の営み展」 |