串本町の串本海中公園では、8月下旬からウミガメの赤ちゃんの展示が始まりました。
平成7年に世界で初めてアカウミガメの人工繁殖に成功した串本海中公園では、令和5年の5月下旬からアカウミガメとアオウミガメがあわせておよそ20回産卵し、8月11日から赤ちゃんの孵化が始まりました。
今回の展示では赤茶色の甲羅が特徴のアカウミガメと、甲羅が黒く、お腹が白い、アカウミガメよりも少し大きいアオウミガメを見比べることができます。
今は人の手の平よりも小さい赤ちゃんですが、アカウミガメとアオウミガメともに、飼育下では10年ほどで甲羅の長さがおよそ1メートル、体重は100キロ以上になるということです。
孵化は9月下旬まで続き、今回は合わせておよそ600匹の誕生が見込まれています。
9月から10月にかけて、一部を除いて海に放流されるということで、吉田徹副館長は、「鼻と口の間にある卵を割るための角やおへそなど、今しか見られない特徴を見てもらえれば」と話していました。
イベント名 | 串本海中公園で子ガメ誕生 |