令和6年は、カツオが豊漁でケンケン鰹のブランドで知られるすさみ町の漁港では6月14日、競りが行われ活気づいていました。
県水産試験場によりますと、春のカツオの漁は例年3月から5月末頃までだということですが、令和6年は、カツオの数が多いことに加えて黒潮から枝分かれした潮が紀伊水道に流れ込んでいる影響で、水揚げ量も多く、6月に入っても水揚げが続いています。
また、和歌山南漁協によりますと、令和6年1月1日から6月13日までの周参見漁港でのカツオの水揚げ量は294トンで、令和5年の同じ時期の198トンと比べて100トン近く多くなっているということです。
この日も、すさみ町の周参見漁港には、「一本釣り」や、船を走らせながら疑似餌を付けた釣り糸を複数引いて魚を取る「ケンケン漁」で釣り上げられたカツオが並び、仲買人たちが次々と競り落としていました。
すさみのカツオは大阪や京都、東京方面へ出荷されるということです。