有田川町で発見された大型爬虫類・モササウルスの新種、通称ワカヤマソウリュウの化石などを展示する特別展が7月12日から海南市の県立自然博物館で始まりました。
この特別展は、平成18年に有田川町の鳥屋城山で発見されたモササウルス類の化石が、令和5年12月、研究チームにより新種であると発表され、通称「ワカヤマソウリュウ」と名付けられたことから、夏休み中の子供たちにも楽しんでもらおうと企画されたものです。
モササウルス類は、海に棲む大型の爬虫類の一種で、およそ9800万年前に出現し、白亜紀後期に繁栄しましたが、およそ6600万年前に恐竜とともに絶滅したとされています。
会場には、推定全長およそ6メートルもある国内唯一のモササウルス類の全身骨格化石1式のほか、3Dプリンターで復元した実物大の頭骨のレプリカなど、合わせて45点が展示されました。