干潟に棲む生き物を観察する催しが8月4日、和歌山市で開かれました。
和歌山市和歌浦中の妹背山付近の干潟で開かれた「干潟の生き物観察会」は、子供たちに海の環境について興味を持ってもらおうと市が企画したもので、市内に住む小・中学生とその保護者らおよそ80人が参加しました。
子供たちは、小さなタモ網やスコップを使ってカニやヤドカリ、小型のハゼなどといった干潟の潮だまりなどに棲む生き物を捕まえては歓声を上げていました。
また、こうした生き物が、どんなものを食べているのか、潮の満ち引きで活動エリアがどう変わるのかなどといった生態について県立自然博物館の専門員らからその場で教えてもらいました。
参加した子供たちは、自分で捕まえた生き物を自慢気に眺めながら、生き物に関する知識を深めるとともに、生き物を通して海の環境問題について学ぶなど夏休みの一日を楽しそうに過ごしていました。