大規模地震発生時に伴う津波対策について考えようと海南市などで、国土交通省近畿地方整備局等による水門の建設現場の見学会が行われました。
見学会には、近畿圏の建設業界の若手技術者などおよそ40人が参加し、海南市の内海地区の水門建設現場や日方地区で運用されている水門を見学するなどしました。
このうち、内海地区の鳥居水門は、大規模地震に伴う津波警報が発表された際、海水侵入を防ぐ役割を果たすもので令和7年度末の工事の完了を予定しています。
また、令和7年4月に運用が始まった日方水門は令和7年7月に起きたカムチャツカ半島付近の地震で県内に津波警報が出された際には水門を閉じて万一に備えました。
若手建設業者らは、国の職員の説明を受けながら高さおよそ30メートルの位置にある操作室も見学し、有事の際の安全管理体制について理解を深めている様子でした。