古墳時代を中心とした紀伊半島と海を巡る交流について取り上げた県立紀伊風土記の丘の秋期特別展が開催されました。
特別展を前に開会式が行われ、関係者が内覧しました。
秋期特別展の開会式は、和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘で行われ、県教育委員会生涯学習局の吉田雅彦局長が挨拶したのに続き、関係者や地元の市立西和佐小学校の児童がテープカットをして開会を祝いました。
10月4日から始まった秋期特別展「遥かなる古墳時代の海へ」には、およそ1300点の資料が展示されました。
このうち、会場入り口付近では、大阪府八尾市で見つかった古墳時代の船などが展示され、当時の船の形や構造を知ることができます。
また、田辺市と、およそ400キロ離れた神奈川県三浦市で発見された釣り針も展示され、ほぼ同じ形や大きさ、作り方などから、黒潮を介した交流関係があったことを推察することができます。
紀伊風土記の丘 秋期特別展「遥かなる古墳時代の海へ」展



紀伊風土記の丘 秋期特別展「遥かなる古墳時代の海へ」展