国の重要無形民俗文化財に指定されている「河内祭(こうちまつり)」が7月22日、
串本町から古座川町にかけての古座川を舞台に繰り広げられました。
古座川に浮かぶ御神体の小島を中心に行われる「河内祭」は、
その昔、熊野水軍に属したこの地域の水軍が源平合戦で源氏に味方し勝利したことを
河内神社に報告したことが始まりとされています。
午後から繰り広げられた祭りは、たくさんの幟で飾られた2隻の御船が島をゆっくりと廻り、
その風景は山の緑と調和して優雅さと歴史を感じさせます。
祭りの呼び物は地元の中学生が船の早さを競う櫂伝馬競漕です。
赤と黄色の幟をつけた船に乗り込んだ子どもたちは太鼓の音に合わせて
一糸乱れぬ動きで櫂を漕ぎ島を周る速さを競いました。
河原に集まった人たちは櫂を漕ぐ子どもたちに声援をおくりながら
優雅で醍醐味ある夏祭りを満喫していました。
イベント名 | 河内祭 |