油の流出事故を想定し、化学メーカーの花王和歌山工場と海運業者が、6月9日、
和歌山市で海上へオイルフェンスを張る訓練を行いました。
この訓練は、花王和歌山工場が、昭和50年に施行された「石油コンビナート等災害防止法」に基づき自衛防災組織を設置し、
毎年、この時期に行っていて、今回、初めて報道機関に公開されました。
この日、和歌山市の南海フェリーの発着場付近で行われた訓練には、
花王和歌山工場の安全防災員と海運業者らあわせて16人が参加し「工場の排水口から油が流出した」という想定で進められました。
訓練では、通報を受けた花王和歌山工場の安全課長が、委託する海運業者に出動を要請し、海上にオイルフェンスを張る作業を開始、
途中、潮の流れでオイルフェンスが流される場面もあったものの作業はおよそ45分で終了しました。
花王でこの様な訓練を行っているのは、和歌山工場と茨城県にある鹿島工場の2カ所のみだということです。
イベント名 | オイルフェンス展張訓練 |