豊かな海を守るためにできることを考えてもらおうと、白浜町のアドベンチャーワールドで、このほど、高校生による海をテーマにした人形劇などが行われました。
白浜町のアドベンチャーワールドでは、この日、兵庫県立伊川谷高校ボランティア部の部員と卒業生9人が人形劇で、明石海峡大橋を臨む大蔵(おおくら)海岸周辺で、タコやイカナゴが獲れなくなっている現状を訴えました。
イベントは、アドベンチャーワールドと伊川谷高校、それにJICA関西が、アドベンチャーワールドを訪れた子供たちに海の豊かさを守るためにできることを考えてもらおうと開いたものです。
人形劇では、海の栄養が減り、生物が育ちにくくなっていることや山に木を植えることで、山の栄養が海に流れ、海の生き物が育つことなどが伝えられました。
また、アドベンチャーワールドのイルカトレーナーは、海に流れるプラスチックごみを減らすにはどうすれば良いか、日本環境教育フォーラムの事務局長はオンラインで地球上で毎年4万種の生物が絶滅していることなどを説明しました。
伊川谷高校ボランティア部の仲間基新部長は「日本の海がどうなっているかを知ってもらい、海の保全活動にも積極的に参加してもらいたい」と話していました。
イベント名 | 海の豊かさを守ろう人形劇 |